(随時更新)【自分用ノート】NBAのトレンドや気になったプレー
【※更新 2017/9月27日】
OF
【アーリー】
走るコース→1番はウィング、2.3番はコーナー、4番はトップ、5番はゴール下
1番のドライブ、2.3番のスリー、5番のアーリーポスト、4番のスリー
これが1番スペーシングも良いままに効率的に攻めれる走り方。
戻りが早く崩せなかった場合→1番はウィングまで運んで4番のドラッグスクリーンを使って攻めきる。
【オフボールスクリーン】
トップのボールマンがディフェンダーにキツく当たられてる場合はカールカットが有効。
カールカットにはパサーになるトップの選手のマークマンがヘルプするのが理想である。なのでトップのボールマンがきつく当たられている場合はそこからのヘルプはないため、カールカットを多用するべきだ。
【ピック】
・アンダー対策
アンダーの弱点は外のシュートを打たれてしまうこと。逆に言えば外が下手な選手にはアンダーで対応すれば良い。故にアンダーで対応されると外のシュートを打つしかDFを崩す方法がない。ここまでは高校生にでも分かることだが、実は外のシュートを打つ以外に崩す方法が2つある。
①リピック
ピックして相手がアンダーしてきた後にもう一度ピックすることで引っかける方法。
スリーは下手だけどミドルは上手い選手には有効。どちらも不得意の選手はリピックしてもあまり効果はないかもしれない。
どちらも不得意な選手はどうするべきか。
②縦にドライブ
スクリーナーはフラットスクリーン気味にスクリーンし、直接リングへ縦にドライブすることで、アンダーされてもユーザーのDFのスタンスは後手の状態にすることができる。後手になるということは、そのDFのカバーにスクリナーのDFがでていかなければならないため、外のシュートしか方法がなかったアンダーの攻略が、「縦にドライブ」することで、「合わせ」までもを可能にした。
【ローポスト】
・ポストの入れ方
トップにボールがあり、45度の選手がディナイが強くボールが貰えない時、トップから直接ポストに入れようとする選手がいるが、センターにカットされる可能性が高いのであまりよろしくない。45度の選手を逆サイドに切れさせ、トップのボールマンが45度に行き、アングルを確保してからポストにいれるのがベスト。
↓はトップからポストにパスしてカットされた瞬間の画像。
・ポストプレー時、縦に2人位置するスペーシング
【ポストヘルプ】
ポストにパスした後、パサーのディフェンダーがポストにダブルチームを仕掛ける場合、スイッチされてもいいように、逆サイドの45度にスリーの打てるセンターを置く。
例えば、アービングがポストアップしたレブロンにパス。アービングについてたルビオがダブルチームに行く。アービングがフリー。だから逆サイドの45度にいるディフェンスがカバーにいくのだが、ここでビッグマン(ここではフライ)を45度に置いておけば、タウンズがアービングにカバーに行くことになり、「アービング✖︎タウンズ」と、ミスマッチを誘うことができる。
なのだが、今回僕が感心したのはさらに一手先を読んだウルブズの守り方である。
キャブスは上記の通りのポジショニングをしてきた。本来ならキャブスの思惑通り「カイリー×タウンズ」のミスマッチが起こるのだが、そうならないようよう、逆サイドの0度のディフェンダー(ここではラッシュ)がカバーのカバーに行った。そうすることで「アービング✖︎ラッシュ」になりミスマッチを防ぐことができたのだ。
【シュート】
・ミートシュート
右45度の選手が「ストロングサイドにドライブしてきた選手からボールを受ける時」、3Pラインより数歩離れた位置で構え、パスと同時にミートする。
数歩離れた位置で構えることで
①距離が遠くなるのでヘルプに行きづらくさせれる。
②ミートするスペースを作る効果もあるので、ミートすることで、ただ待ち構えてからのカウンタードライブより、ミートすることでカウンタードライブがさらに有効になる。
③パスカットされづらい
ドライブが遅い選手なんかは試してみるといいかもしれない。
・フローター
ガードのスキルと思われがちだが、センターも必須スキル。ガードは片足フローターが多いが、センターは両足飛びのフローターが多い。ドライブしてフローターを打つガードと違い、助走をつけることが少ないセンターはスナップを効かせたフローターが有効かもしれない。
DF
【速攻の守り方】
バスケの守り方の基本は「ベースライン」側に寄せること。
しかし、速攻ではベースラインではなく、ミドルに寄せるべきと考える。
なぜなら、ベースラインに行かせてしまうと味方もバックしてきているとは言え、ヘルプに間に合わないから。
これはスパーズがレブロン率いるキャブスにやっていた守り方であるが、NBAでもスパーズ以外やっているチームをあまり見ないので、まだ知られていない、もしくは僕が間違っているのかもしれないが、自身の経験でも、ベースラインに行かせる時よりミドルに寄せた方が守りやすさを感じている。
【ピックDF】
今年は「オーバー&スイッチ」「アイス&スイッチ」がトレンドな気がしている。
単純にスイッチするのではなく、アイスやオーバーをして守れそうならスイッチせずに守る。思いっきり引っかかってしまってマークマンに追いつかなそうならスイッチする。または戻るふりをしてスイッチしたり、スイッチすると思わせてマークマンに戻ったり。とこれをやることでハンドラーを惑わせターンオーバーを狙うことを、狙いにした守り方になる。従来の単純なスイッチには無いメリットだ。
・今後の守り方の予想
【アイス&アンダー】
アイスの弱点が色々発見(フラットスクリーンやハンドオフ、スネークドリブル、ダブルスクリーン等)されてきたが、まだまだアイスの時代は続く気がする。ただ、アイスされた時にフラットスクリーンをされた場合はオーバーではなくアンダーで守るのが主流になるのではないだろうか。
・理由
アイスの最大の弱点はフラットスクリーンからのスネークドリブルだと思っている。
スネークされるとベースラインに寄せる目的のアイスが全く効果なくなるからである。ミドルにスネークされ、結果2人じゃ守れず、3人目がヘルプに行かなければならなくなり、キックアウト→スリーのパターンで失点。
これをさせないよう、ユーザーのDFはオーバーではなくアンダーをしてスネークさせないようなDFに今後切り替わるのではないかという予想。
ただ、アンダーすると当然プルアップスリーが狙われやすくなるため、スクリナーのディフェンダーはサグではなく、1歩〜1歩半上がり目でポジショニングするようにもなるだろう。
【アイス&ヘッジ】
これもフラットスクリーンからのスネークドリブルに対応するための守り方である。そのため毎回ヘッジするというわけではない。
通常通りスクリーナーのDFは下がり、ボールマンのDFはベースラインに寄せる。相手が何もしてこなければそのまま守るのだが、相手がアイスの弱点をついてフラットスクリーンをしてきた場合はこのままではスネークドリブルをされてしまうのでその前にスクリーナーのDFが下がらず前に出てきてミドルに行かせないようにヘッジ気味のDFに切り替える。
【スイッチ】
アンダーすればスリーを打たれ、オーバーすればスクリナーのディフェンダーがカバーしなければならないのでスクリナーがフリーになり、カバーのカバーでスクリナーにヘルプに行けば外の選手にキックアウト。
このように、誰かが必ずフリーになりアウトナンバーを作り出すことができるのがピックの最大の強みである。
ではDFは誰もフリーにさせない為にはどうすればいいのか。そこでスイッチDF。高さのミスマッチ、スピードのミスマッチができてしまうものの、誰かをフリーにさせられるよりはミスマッチでも1on1の状況にできる方がマシだろう、という考え。
まあこんなものは中学生でも分かるようなことなのだが、本当にスイッチのメリットはそれだけなのだろうか。
実はスイッチにはもう2つメリットがある。
2つ目のメリットは「時間をかけさせられること」
アウトナンバーができない=1on1をしかけなければならない。
つまりスイッチをすれば、キックアウトやそのままフローターを打たれるよりも時間をかけさせられることができる。
このメリットを踏まえると、残り6〜8秒のピックに対しては全てスイッチで対応するのがベストだと考えられる。
実際にNBAだけでなく、ヨーロッパ、アジアでもこの考え方のもと、6〜8秒のピックはスイッチで対応している。
3つ目のメリット
それはDFでのメリットではない。OFでのメリットである。
ディフェンス時にミスマッチということは、相手のシュートが外れると、ミスマッチの状態のまオフェンスのターンが変わることになる。
そうなればアーリーポストやドライブ、またはミスマッチを嫌がって無理やりマークマンを戻せば統一されたディフェンスにも綻びが生まれてくる。
この3つがスイッチのメリット。
【助走をつけたピックの守り方】
最近色んなチームがやっている非常に面白い守り方。
この6人に注目
ピックは助走をつけるのが効果的。なのでゴール下から助走をつけながらコールがウィギンスにピックに行く場面。通常ならそのままDFがついて行くのだが…
そうではなく、ビエリツァについてたディフェンダーがそのままコールにスイッチ。
結果助走のメリットが無くなって、コールにぴったりつけている。下の2人はそのままローテ。
ウィギンスにタフショットを打たせることに成功。
【ローポストDF】
パサーのディフェンスがポストにダブルチームすると決めている場合、ローポストのディフェンダーは押しこまれてはいけない。押し込まれすぎるとダブルチームが間に合わないため。
【オフェンスリバウンド】
ピックプレーからオフェンスリバウンドを取る。
例えばサグで対応してきた場合。
ピック→左にドライブ→→スクリーナーはロール→3線のディフェンダーがロールマンにヘルプしてきた→キックアウト
この時、ピックで引っかかったユーザーのディフェンダーとユーザーにはギャップが生まれているはずである。
それを利用してオフェンスリバウンドを取りたい。
キックアウトからパスを受けた選手は迷わずシュートをする。
右からのシュートは7割近く左に落ちる。
この法則をもとに左にドライブした選手はそのままスプレッドアウトせずにゴール下でギャップをうまく利用しリバウンドに絡む。
実際にハーデンがやっていたプレーがこちら。
ピックで左にドライブ
キックアウト
ハーデンとダニーにギャップ
スプレッドアウトせずその場でリバウンドの体勢
リバウンド
ポイントは
①スプレッドアウトしない
②迷わずシュートする(迷うとその間にギャップが無くなる)