ウルブズ・選手評価
トム・シボドー
最終評価・D
NBA界の雷親父
セルティックのACとして優勝経験あり。
DFでの評価はかなり高く、ブルズ時代は鉄壁中の鉄壁だった。ウルブズに来て最初は苦戦したものの次第にシボドー仕込みのDFが浸透。特に好んで行うボールピックDFはウィークサイドに寄せる「アイス」もしくは「アイス&スイッチ」と2人だけで完結させる「サグ」がメイン。それ以外にもいきなりゾーンプレスを始めたり、絶対にスティールが必要な場面ではハーフコートトラップをしたりと、種類は豊富でまさにDFの鬼。
OFではブルズ時代のセットを使い回ししているのもある。例えばジミーのセットをウィギンスにやらせたり、ミロティッチのセットをビエリツァにやらせたり。スリーには特別こだわりがあるわけではなく、確率だったかアテンプトはリーグ最下位。ローズのように特攻できるガードタイプがいないこともあってポストプレーに力を入れていた印象。ポストプレーと言えばスパーズだが、まさしくスパーズと似たオフェンス(DFも結構似てた)だった。問題なのはプレータイムの管理で、スターターを酷使する癖はブルズ時代から治っておらず、プレータイムに厳しいポポビッチとは真逆の印象だ。実際にブルズではローズが前十字靭帯断裂、ウルブズではラビーンが前十字靭帯断裂した。ちなみにウィギンスとタウンズのプレータイムはリーグで1位2位となっている。
そして1番の問題は、「何を言ってるかわからない」ことである。キレすぎて試合中は鬼奴も驚くほどのハスキーボイスで、指示を出すも何を言ってるのかさっぱり。開幕当初上手くいってなかったのはそのせいで間違いない。
リッキー・ルビオ
最終評価・A
6年前にカリーでなくルビオを選んだウルブズと、選ばれたルビオは、何度も批判されてきたし、トレードの噂は今も絶えない。
もちろんウルブズのファンであっても「カリーよりルビオの方が強い」なんて言う人はいないだろうし、ルビオのシュート力の無さには辟易する時もある。
ただ、ペコビッチが解雇されたことで「最もウルブズを知ってる選手」がルビオになったこと、得点、FG%、FT%、ASTが今季キャリアハイだったこと、ディフェンス力、パスセンス、リーダーシップ、バスケットIQが優れていること、そして何と言っても顔と名前がカッコいい。そう、顔と名前がカッコいい。
と言うわけでトレードは断固反対である。
実は「隠れエゴイスト」なとこも好き。クールそうに見えて、点を自分のところから取られたら無理にでも得点を取りに行くとことか、熱くなってグリフィンを突き飛ばしたり、ビバリーと一悶着があったりする、そんな彼が好き。
ここだけの話、贔屓目なしで、ローズよりルビオの方がウルブズには向いていると思ってる。(一時期ローズとルビオでトレードの噂があった)
シュート力が無いとは言え、ミドルの精度は年々増してきており、パスではオフェンスだけでなくディフェンスも見てパスを出来る数少ないタイプの選手。そして得意なフリースローを生かすためにファールをもらう技術も年々上手くなっていたりと技術は豊富。あと幻覚かもしれないが、ヘジテーションからスリーを打って決めた時は目ん玉飛び出るかと思った。あと顔と名前がカッコいい。
(追記、ジャズに1巡目指名権でトレードされました。覚悟はしてた。ありがとう。頑張れ。)
- 課題
たまにパスの意識が強すぎることがあり、打てるレイアップを見逃していた。
- 良さ
ディフェンス、メンタル、IQ、ミドル、パス
ricky rubio mix作りました。
ザック・ラビーン
最終評価・C
天性のバネの持ち主。
残念ながらシーズン途中で前十字断裂を経験してしまった。ローズといいラビーンといい、身体能力が高すぎるが故の悩み。
僕個人の願望としては5年後にポールジョージのような選手になれそうな気がしているが、そのためにはまだまだ課題が多すぎる。
良さはダンクとキャッチ&シュートぐらいなもので、他は並みかそれ以下。
特に視野の狭さ、ピック、1on1、ディフェンス、パス、フィジカル(ほぼ全てだった)の改善は急務。
(追記 シカゴへトレードされました。怪我だけはしませんように。ありがとう。頑張れ!)
- 課題
ハンドラーとしての技術。視野。1on1。パス。フィジカル。
- 良さ
クラッチシュート。ダンク。キャッチ&シュート。
アンドリュー・ウィギンス
最終評価・B+
タフショット大好きマン。シボドーに酷使され続けて見事出場時間ランキングリーグ1位(2位?)に輝きました。(控えは今の所カスピしかいないため、来シーズンも酷使されることは間違いない)(追記・カスピはウォリアーズに行きました)
プレースタイルは、スリー打つ、ミドル打つ、ダンクする、ポストはる、ハンドラーにもなる、まあオーソドックスなスコアラータイプ。似ている選手でいうと、ジミーバトラー辺りかな?ってあれ?ジミー来ちゃったけど丸かぶりしてない??
というわけで来季はその辺が上手くいくのかも見所ですね
- 課題
スキップパス。ディフェンス
- 良さ
ゲームウィナー。ピックの使い方(特にユーロやロール)
ゴーギー・ジェン
最終評価・C+
スタメン唯一の汚れ役。特出した才能はないが、若手のウルブズに、こういった汚れ役系は必ず必要。
しかし今季はポストとピックのディフェンスの下手さが目立った。ポストの守りは保守的で、ブロックにいかず、手をあげて守るタイプ。ブロックにいかないとNBAレベルだと厳しいかなという印象。さらにそれよりも問題なのがピックのDF。ポジショニングが悪く、オフシーズン中での改善は必須。キックボールの回数もリーグ1というのがポジショニングの悪さを証明している。足で守ることが一概に悪いとは言えないが、足を出さなければ止められないポジショニングをしているという点で、その癖は直す必要があるだろう。
ちなみに彼は5カ国語話せます。
- 課題
ドライブ。DF(特にピック)
- 良さ
ハッスル。コーナーショット。言語能力。
カール・アンソニー・タウンズ
最終評価・A+
天は二物を与えなかった、最強ブサイクセンター。贔屓目なしで今NBAナンバーワンセンターなんじゃないかと思っている。ブサイク度もナンバーワンだけど。
ぶっちゃけ不器用で技の数は少ないのだが、それが逆にすごい。技は少ないのにただのゴリ押しで点をめちゃくちゃ取る。技が増えたらどうなるのか。。とにかくシュートが柔らかく、ゴリってゴリって、最後に「フワッ」って感じ。
スリーもめちゃくちゃ入る。シューター用のセットを彼が担当することも。ポストプレーはNBAで1番高確率だったっけかな?後はとにかくパスの改善とIQを身につけることが必要。あと顔ね。眉毛剃ってくれ。
- 課題
パス。オフボールの動き
- 良さ
圧倒的なポストプレー。シュート力
クリス・ダン
最終評価・B-
ウルブズ唯一のドリブラー。ティムハーダウェイを彷彿させる彼のクロスオーバーには惚れた方も少なくないだろう。身体能力やディフェンスにも定評があり、将来化けること間違いなし。シュート力に問題はあるが、ウェイドみたいな選手になれる気もする。
可愛さがマックスになってるが、まだあどけなくて本当に可愛い。タイアスと揃ってベンチで先輩たちを見守る姿とかほんとに…。
(追記、彼もブルズへ行ってしまいました。短い間だったがありがとう!頑張れ!)
- 課題
シュート
- 良さ
身体能力。DF。ハンドリング
タイアス・ジョーンズ
最終評価・B
ミネソタのブルドック。ダンと同様、可愛さはあるんだけど、ブサイク。流行りのブサカワってやつ。うん、君も眉毛剃ろっか。
フィジカルも並み。スピードも並み。テクニックも並み。シュート力も並み。といった感じのバランス型のガード。でもピックの使い方、判断はグッド👍実はタイアスが出場してる時間帯が1番うまくいってたりしてた(全然シボドーに出させてもらえなかったけど)まあダンが移籍してチャンスは増えたので来シーズンが勝負の年になるだろう。
- 課題
チームを引っ張る能力。
- 良さ
よく言えば安定感。ピックの使い方
ブランドン・ラッシュ
最終評価・C
KD加入で犠牲になった1人。腐ってもウォリアーズの選手ということで、期待値はかなりのものだった。出場時間も平均21分と、ウォリアーズの時より7分も増えた。しかし、その期待に応えることはできず、物足りなさを残してシーズン終了。強いて言えば、カウンタードライブの質は一級品で、流石は元ウォリアーズと言ったところか。
「膝上短パン noスパッツ」スタイルは恐らく彼と江ノ島系大学生だけ。きっと根は真面目なので、来シーズンもなんだかんだ真面目に出場してそう(再契約すればの話)ジミー加入で出番は減るだろうがなんとか踏ん張ってくれ。
- 課題
武器がもう1つ欲しい
- 良さ
球離れ。ドライブの判断
シャバズ・ムハンマド
最終評価・C+
走る、走る、とにかく走る。
気づけば前にいてダンクをたたきこんでます。
爽快感は文句なし、負けてる時もなんかスカッとさせてくれるチームに1人は欲しいタイプ。イグダラ獲得の噂があるが、彼も爽快感マックス人間なので、本当に来たらどうなるか楽しみである。左からモハメド、右からイグダラ、前からウィギンス、上からタウンズ、ベンチからペイン、ブルズからラビーン、故郷からペコビッチ。最強だ。負けるはずがない。ごめん。(追記、イグダラはウォリアーズと再契約なので来ません。)
スリーは入らない訳ではないが、安定感はゼロ、皆無。0か70の男。なんだろう、シュートフォームが悪い気がするんだよね。いや、見た目汚くはないんだけど、うん。
ダンクだけの男と侮るなかれ。意外とポストムーブもできるのさ。デュラントより期待値高いんだから!
(追記:キャップスペースの空きがなくFAへ。どこへ行っても応援するよ。頑張れ。)
- 課題
スリーとミドル。DF(特にトラジション)
- 良さ
よく走る。ポストムーブ
オムリ・カスピ
最終評価・D
スリーが入らないウルブズの救世主としてシーズン途中で加入したシューター、カスピ。しかし、今年はカリーとやり合う姿もなく、特に何もなかった。そして何もすることなくそのままウォリアーズへ。特に何も言うことないです。はい。
- 課題
ドライブ
- 良さ
メンタル
ネマニャ・ビエリツァ
最終評価・E
ユーロ最強の男。は、NBA最弱の男だったかもしれない。
視野も狭く、パスもできない、スピードもない、ドライブもできない、ハンドラーもできない、唯一の取り柄のスリーもそこまで。
不甲斐ないシーズンだった。
と、シーズン60試合まではそう思っていたのだけどシーズン終盤はプレースタイルを少し変えて泥臭いプレーが増えたことで活躍できるように。1番はディフェンスが控えの中でもかなり安定するようになってチームを救ってくれたのが良かった。実際、彼がシーズン残り数試合で怪我をしてしまった後のウルブズのディフェンスレーティングは途中1位だったのに下位まで下がっちまった。
シボドーの「ビエリツァは大事なピース」発言からして、来季も使われるだろう。ディフェンスはそのままで、オフェンスのバリエーションを増やすことに拘らず、職人タイプになれば…!なれれば…!
- 課題
スリー。ドライブ。エゴを無くすこと
「ビエリツァの来季の課題」
— 高坂晴耶(ミネソタ) (@Minstku) 2017年6月30日
スピード、パワー、テクニック、どれも並以下。ドリブルからの1on1やハンドラーをやろうとしないでまず自分の出来ること(キャッチ&シュート、ディフェンス)から焦らずアピールしてほしい。 pic.twitter.com/HfbY19bRVL
- 良さ
DF
エイドリアン・ペイン
最終評価・D
スーパーハッスル男。数少ない出場回数で時折見せるパッションは、時に戦術を超えた力でウルブズの助けになることもあった。(2試合くらいなのは内緒)
FAであるが、もし再契約すれば来季も起爆剤としてなら要所要所で使われるかもしれない。しかし今のままだと技術が乏しいためベンチを温めることが多くなりそう。(時代についていこうと、スリーを身につけストレッチ4としての地位確立も目指そうとしているが、結果がついてこない)
ただ、パワーフォワードはチームで1番手薄なポジションであるため、オフシーズンの伸び代次第ではチャンスを与えられるかもしれない。
(追記:同じポジションのタージが来てしまったため、ウルブズに残ってもほぼ使われないことが確定。さらにシボドーのビエリツァは大事なピース発言で尚更チャンスは無くなるだろう)
- 課題
ポストムーブ。パス
- 良さ
気持ち
コール・オルドリッジ
最終評価・D+
カルロスブーザー超えをした独特なシュートフォームで放つシュートには皆(俺)が期待したが、出場時間の少なさと、ジャンパーを打たないプレースタイルで、その独特なシュートフォームはフリースロー以外お目にかかることはできなかった。
ディフェンスでは体が重いのか、スピードのある選手について行けずに苦戦。それにプラスしてタウンズの控えということもあり、今年も中々プレータイムを貰えず、シボドーの信頼を得ることが出来ずにシーズンを終える形となってしまった。それに加え、16位指名で機動力のあるセンター(パットン)を獲得したため、来シーズンは更に出場機会が減るだろう。本人のためにも移籍することが1番いい選択かもしれない。(追記:パットンが骨折したため、もしかしたらプレータイムが増えるかも?)
- 課題
DF(特に対人)。ポストムーブ
- 良さ
ピック。できないことはしない
最終評価・Z
7試合しか出てないため、評価不能。
一丁前に髪型にはこだわっており、レゲエミュージシャン感が日に日に増している。
正直1番チームに貢献できていなかったので、解雇されるだろう。
(※6月27日に解雇された)
・いなくなった選手一覧
ルーカス3世→解雇
ペコビッチ→解雇
ジョーダンヒル→解雇
ラビーン→ブルズ
ダン→ブルズ
マルカネン→ブルズ
ルビオ→ジャズ
シャバズ→FA
ラッシュ→FA
コール→FA
カスピ→ウォリアーズ
・加入してきた選手一覧
ジミーバトラー
パットン
ティーグ
タージ
ジャマクロ
アンソニーブラウン
メロ
マーカスハント
1巡目指名権
もうウルブズ感ゼロ。