●MIN対BKN(第6節)
※個人でやってるので、多少のミスはあるかもしれません。
スターター
MIN・ダン ラビーン ウィギンス ジェン タウンズ
BKN・ヘッド ボグ ホリス ブッカー ロペス
ボックススコア
【ファーストオプション】
MIN・ウィギンス
BKN・ロペス
【ラストショット】
1stウィギンス
2ndウィギンス
4thウィギンス
【攻めの回数】
全116回
1st.31回
2nd.28回
3rd.26回
4th.28回
【ボール保持回数】
ダン
全33回 16分 [2.1/min]
1st.14回
2nd.0回
3rd.19回
4th.0回
ラビーン
全59回 40分 [1.5/min]
1st.18回
2nd.17回
3rd.10回
4th.14回
ウィギンス
全58回 41分 [1.4/min]
1st.18回
2nd.10回
3rd.16回
4th.14回
ジェン
全26回 19分 [1.4/min]
1st.14回
2nd.3回
3rd.0回
4th.9回
タウンズ
全45回 32分 [1.4/min]
1st.16回
2nd.10回
3rd.11回
4th.8回
タイアス
全64回 32分 [2/min]
1st.11回
2nd.28回
3rd.9回
4th.16回
コール
全12回 23分 [0.5/min]
1st.6回
2nd.4回
3rd.2回
4th.0回
全.21回 24分 [0.9/min]
1st.4回
2nd.6回
3rd.2回
4th.9回
ビエリツァ
全16回 12分 [1.3/min]
1st.1回
2nd.11回
3rd.4回
4th.0回
【PnR成功数】
全23/58 [40%]
1st.5/16 [31%]
2nd.5/12 [42%]
3rd.3/12 [25%]
4th.10/19 [53%]
ウィギンス
全9/22 [41%]
+タウンズ→3/9 [33%]
+ジェン→3/7 [43%]
+コール→2/5 [40%]
+ビエリツァ→1/1 [100%]
ヘッジ→1/2 [50%]
オーバー→4/9 [44%]
アイス→1/2 [50%]
アンダー2/6 [33%]
トラップ→1/2 [50%]
スイッチ→0/1 [0%]
ラビーン
全8/15 [53%]
+タウンズ→3/3 [100%]
+ジェン→5/7 [71%]
+コール→0/2 [0%]
+ビエリツァ→0/2 [0%]
+ムハンマド→0/1 [0%]
ヘッジ→0/1 [0%]
オーバー→7/10 [70%]
アイス→0/0
アンダー→1/1 [100%]
トラップ→0/0
スイッチ→0/3 [0%]
タイアス
全7/18 [39%]
+タウンズ→3/7 [43%]
+ジェン→2/5 [40%]
+コール→0/3 [0%]
+ビエリツァ→2/3 [66%]
+ウィギンス→0/1 [0%]
ヘッジ→1/2 [50%]
オーバー→0/2 [0%]
アイス→2/2 [100%]
アンダー→3/8 [38%]
トラップ→1/3 [33%]
スイッチ→0/1 [0%]
全0/2 [0%]
+タウンズ→0/2 [0%]
アンダー→0/2 [0%]
全0/1 [0%]
+コール→0/1 [0%]
オーバー→0/1 [0%]
【1on1の回数と成功数】
全14/36 [39%]
1st.7回
2nd.15回
3rd.9回
4th.5回
ウィギンス
全4/12 [33%]
右ローポ→1/2 [50%]
左ローポ→1/4 [25%]
(カバー/1回/トップからあり。)
(カバー/1回/カットマンからあり)
右ウィング→1/3 [33%]
左ウィング→0/1 [0%]
トップ→1/2 [50%]
ラビーン
全→1/6 [17%]
右ウィング→0/1 [0%]
左ウィング→1/4 [25%]
トップ→0/1 [0%]
タウンズ
全4/7 [57%]
右ローポ→1/1 [100%]
(カバー/1回/トップからあり)
左ローポ→1/2 [50%]
右ハイポ→0/1 [0%]
左ハイポ→1/1 [100%]
右ドライブ→1/1 [100%]
(カバー/1回コーナーからあり)
トップ→0/1 [0%]
ジェン
全2/2 [100%]
左ローポ→1/1 [100%]
中ローポ→1/1 [100%]
全0/4 [0%]
右ローポ0/1 [0%]
左ローポ0/2 [0%]
左ウィング0/1 [0%]
ビエリツァ
全1/2 [50%]
左ウィング→0/1 [0%]
トップ→1/1 [100%]
タイアス
全1/2 [50%]
トップ→1/2 [50%]
コール
全1/1 [100%]
左ローポ→1/1 [100%]
【ファーストブレークの成功数】
全4/4 [100%]
1st.2/2 [100%]
2nd.0/0
3rd.1/1 [100%]
4th.1/1 [100%]
【セカンダリーブレークの成功数】
全13/31 [42%]
1st.4/7 [57%]
2nd.5/11 [45%]
3rd.2/7 [29%]
4th.2/6 [33%]
スリー→0/0
ピック→4/10 [40%]
ポスト→0/2 [0%]
走り込み→1/2 [50%]
ミドル→1/1 [100%]
ドライブ→5/16 [31%]
【セカンドチャンス成功率】
全9/13 [69%]
1st.5/7 [71%]
2nd.3/4 [75%]
3rd.1/1 [100%]
4th.0/1 [0%]
【セットの種類と成功率】
全28/76 [37%]
1st.10/25 [40%]
2nd.6/18 [33%]
3rd.5/15 [33%]
4th.7/18 [39%]
wave→2/4 [50%]
zip fistdown→1/2 [50%]
zip thunder→0/1 [0%]
stagg→1/3 [33%]
punch→5/11 [45%]
floppy→0/1 [0%]
iso→1/3 [33%]
PnR→14/37
low cut→1/4 [25%]
swing→0/1 [0%]
flex up→1/3 [33%」
cnr→1/2 [50%]
horns elevator→0/1 [0%]
loop→1/2 [50%]
ucla angle→0/1 [0%]
※思い出せないplaybookは勝手に名前つけてます。
「PnRの対応の種類と成功率」
全34/58 [59%]
1st.7/15 [47%]
2nd.8/15 [53%]
3rd.11/16 [69%]
4th.8/12 [67%]
アンダー→2/2 [100%]
アイス→17/30 [57%]
スイッチ→8/13 [62%]
オーバー→6/11 [55%]
ヘッジ→1/2 [50%]
【失点に1番絡んだ選手の回数】
ジェン→10回 19分 (0.52/min)
コール→8回 23分 (0.35/min)
タウンズ→9回 32分 (0.28/min)
ムハンマド→5回 24分 (0.21/min)
ラビーン→8回 40分 (0.2/min)
ウィギンス→8回 41分 (0.2/min)
タイアス→3回 32分 (0.09/min)
ビエリツァ→1回 12分 (0.08/min)
ダン→1回 16分 (0.06/min)
【マッチレビュー】GSW vs.SAS 〜レナードの「エゴ」は吉と出るか凶と出るか〜
スターター
GSW
PG:カリー
SG:クレイ
SF:ドュラント
PF:ドレイモンド
C:パチュリア
PG:パーカー
SG:カイル
SF:レナード
PF:オルドリッジ
C:パウガソル
ボックススコア
前評判はKDを獲得したGSWが圧倒的に優先だった。
中には「打ちたいやつ多すぎて逆に上手くいかないんじゃない?」との声もあったが、プレシーズンで、ラプターズには敗れたもののその後は6連勝と、数少ない不安がる声さえかき消した。
そして迎えたシーズン開幕戦。
下馬評通りGSWが勝つと見られたが…
ところがどっこい、圧勝どころかなんと気つけばその差29点、129対100でGSWの完敗だった。
なぜそこまで点差がついたのか?
①案外妥当な結果だった?
「ダンカンが引退して大黒柱を失ったからSASは来シーズン上手くいかない」と言う声があったが、流石にパウガソルが40歳のダンカンより劣るとは思えない。精神的支柱であったことは間違いないが、トニーとマヌ、そしてポポビッチがいるわけだし、ダンカン引退した後も練習には顔を出してくれているそうなので、その辺も大丈夫だろう。
去年、衰えたダンカンを率いながらも『67勝15敗』したSAS、この戦績は14-15でNBAチャンピオンになったGSWのシーズン成績と全く同じ。
残念ながら昨年のプレーオフでは、GSWを意識しすぎたせいかOKCに足元をすくわれる形になってしまったのだが、優勝しても全くおかしくなかった。それぐらい強かった。
そこに今シーズンは、その強さに、元優勝経験者のパウガソル、デイビットリーが加わるのだ。
更にそこにレナード、カイル、ミルズらの成長が加わるのだ。
このまま上手くいけば昨季より落ちるどころか、更に強くなっていると考えるのが妥当ではないだろうか。
②スタッツから見たGSWとSASの差
①では完全に僕個人の感想を述べただけに過ぎないので、「GSWに勝てたのは偶々だろ」と思う方も多くいるだろう。
なので②では感想ではなくスタッツから見たGSWとSASの違いを見ていこうと思う。
まず、1番分かりやすい違いは3Pの確率の差。
昨シーズン41.6%あったGSWの確率はこの試合、21.2%まで落ちている。
対してSASの3P%は50.0%。昨シーズンの37.5%と比べればその差は歴然だ。
この差を生んだのは、SASの徹底したディフェンスシステムと、レナードの圧倒的な1on1能力でDFに的を絞らせなかったこと、そして何と言ってもシモンズの存在だった。
シモンズに関してはとにかく凄かった。
デビュー戦で20得点。
更にプレータイムはプレシーズン平均15分に対し、この日は28分と大幅に延び、
内容も、カリーをブロックするわ、ブザービート沈めるわ、瀕死のGSWにとどめのマギー越しのダンクするわで、この試合はシモンズの為の試合だったと言っても過言ではないかもしれない。
もう1つ印象に残ったのは、カリーがスリーを決めると、すかさずタイムアウトを取っていたポポ。
この辺の徹底した組織力もウォリアーズが中々波に乗り切れなかった原因になっていたのだろう。
続いてリバウンドを見てみよう。
と、その前に一昨年から1つ気になってたことがあるんだけど
「ウォリアーズってオフェンスリバウンド捨てたの?」
オフェンスでの数ある基本の1つに
「シュートする時はセーフティーが必ずいること、そしてリバウンダーが1人はいること」ってのがあるのだが、ウォリアーズのシュート時のシーンがこれ。ほんの一部だがまとめてみた。
誰もリバウンドに絡んでないのにシュートを打つGSWの選手。
またはシュートを打つって分かってるのにリバウンドに行こうとしないビッグマン。
スティーブカーがこの問題にどう対応していくのか、その辺も今シーズンは注目してみようと思う。
スタッツの話に戻るが、この日のリバウンドは
SAS→55リバウンド
GSW→35リバウンド
OFリバウンドだけで見ても、スパーズがウェスタンで1位に対して、ウォリアーズは9位と、そこでも差が開いている。
この差は、やはり動画のようなシーンが原因だろう。
とは言えたった2試合での平均なので、そこまで当てになるスタッツだとは思ってない。
が、リバウンドが誰もいないのにシュート打つことを続けるのであれば、カリー、クレイ、KDがいるとは言え、レギュラーシーズンはともかく、優勝することは難しいかもしれない…
と、批判しつつ、頭によぎるのは、リバウンドの少なさが気まぐれではなく計算されてのことだとしたら…とも考えている。
というのもカーが率いているのはGSWだからだ。
彼らほどのシュート力があるのであれば、オフェンスリバウンド役を作るよりも、その役を捨ててでもフリーでシュートを打たすことに力を入れているのかもしれない。
さらにリバウンドに絡まないことで5人がハリバックできる。つまりトラジションディフェンスがしやすいという効果もある。
もし仮に気まぐれではなく、そこまで計算した結果その答えにたどり着いたのであれば今年も恐ろしいことになる予感はする。
シーズン終了後のトラジションディフェンスのレーティング、オフェンスリバウンドの数、スリーの確率、そのような数字にも注目だ。
③デイビットリーの存在
ご存知の通り、リーはウォリアーズに在籍していた選手で14-15シーズンの優勝者であるが、GSWの優勝は彼なしでは語れないだろう。
ファイナル3戦後、インタビューでクレイもこんなことを言っていた
エジーリでもドレイモンドでもなければボガットでもなく、クレイは「デイビットリー」だという。
一体クレイのいう、他のビッグマンには無かったリーの良さはどこにあったのだろう。
これは僕の推測になってしまうが、恐らくリーの良さは「スクリーン」にあったのだと思う。
調べたところ、
14-15のファイナル第3戦
GSWはボガット+エジーリ+グリーンの3人で31回のスクリーンをかけたにも関わらず、それから生まれたチームポイントはたったの18点だった。それに対し、デイビットリーはたった13回のスクリーンで20点もチームポイントを取っていた。
そんな彼だが、この日の試合も例外ではなかった。
出場時間はかなり少なかったため、スクリーンの数は8回とさほど多くはなかったが、そこから生まれた得点は11点と
その他に彼のFT%が100%だったことや、オフェンスリバウンドからの得点も良かった。
ウォリアーズ相手に29点差をつけたのは彼の貢献によるところも大きいと思う。
レナードはエゴイストになった?
開幕戦でキャリアハイの35点を叩き出したことも勿論驚きではあったのだが、僕がこの試合で最も印象に残ったのは、このワンシーンである。
ミルズを呼んで指示を出すポポビッチ
ピックのサインはグーで表すのが一般的で、この場面のポポのサインはダブルハイピック。
僕が試合を見た感じでは、好調のミルズをコーナーに置いてそこからのヘルプは行きづらくし、ディナイが緩め+好調のカイルをスクリナーにさせ、カイルがポップ(スクリーンした後に3pラインにロールすること)&スリーの作戦の様に見えた。
ところが、レナードはポポビッチの指示に従うのではなく、自らシングルピックを味方に指示をしたのだ
結局レナードはシモンズにタフショット打たせることになってしまい、失敗に終わってしまった。
一見レナードの自分勝手にも見えるこのプレー。
点差があるとはいえ、普段ならベンチに下げられて喝を入れられてもおかしくなかっただろう。
「組織」がモットーのスパーズでは、プレータイムに口を出すことはもちろん、ポポビッチの作戦に従わないでレナードのように自分勝手な判断でプレーすることは御法度なのかもしれない。
しかし僕は、このワンプレーがSASの今後を明るい方向に照らしてくれるのではないかと思っている。
老いてきたパーカーとジノビリ、そして大黒柱のダンカンが抜けた今、SASの将来はレナードにかかっているだろうし、現にポポビッチもファーストオプションはレナードで行こうとしている。
前までのレナードは、まるでお人形のように指示を聞き、バスケを楽しんでるそぶりすら見せることもなく、ただひたすら決められたことをやっていた印象だが、オフシーズン中にチームで色々話し合ったのだろう。レナードとしてもスパーズとしても、とても良い状態に仕上がってるのではなかろうか。
時にはこんなシーンも。
Starting 5 in Miami:@tonyparker @KyleAnderson5 @paugasol @kawhileonard @Dlee042 pic.twitter.com/nzhgvz30lg
— San Antonio Spurs (@spurs) 2016年10月30日
レナードが笑っている!#nba #kawhileonard pic.twitter.com/6WWqh2f7Pr
— NBAから学ぶ (@NBAwow00) 2016年10月30日
昨シーズンまでは殆ど見ることがなかったレナードの笑顔だが、今年は笑ってるシーンも増えてきた。
更に、最近はポポビッチに自分がしたいプレーを注文してくるようにもなったそう。
とは言え、レナードがいるのは「あの」スパーズだ。
セルフィッシュとは無縁のスパーズで、果たしてレナードの「エゴ」がどういう化学反応を起こすのか。
ハマればレナードが平均30点の選手になりMVP候補になるのは間違いないだろう。それどころかチームが再びNBAの頂点に立つことも夢ではない。
吉と出るか凶と出るか
その答えは数ヶ月後に。。
@ミネソタ